2015年、およそ6年間に及ぶ「平成の大修理」を終えた姫路城。1993年に奈良の法隆寺とともに日本で初の世界遺産に登録されている。白漆喰の城壁の美しさと、白鷺が羽を広げた美しい姿にも見える事から別名「白鷺城」とも呼ばれている。白く生まれ変わった姫路城も、今の白さは今だけのも、是非早めに訪れたいスポットだ。
白浜、道後と並び、日本三古泉に数えられる日本最古の温泉「有馬温泉」。神戸六甲山の裏手にあり、都市部からのアクセスも良く気軽に楽しめる。鉄分を多く含んだ茶褐色の「金泉」と、炭酸泉の「銀泉」が湧き出ている。温泉旅館だけでなく、日帰りの温泉施設でも、これらの源泉を楽しむことができる。
神戸市とは世界最長のつり橋「明石海峡大橋」で結ばれる淡路島。瀬戸内海最大の島で気候も温暖、「花の島」としても知られ、「国営淡路海浜公園」や「あわじ花さじき」では一年中多彩な花々が楽しめる。海の絶景が楽しめる「洲本温泉」や南部の観光の目玉「鳴門海峡の渦潮」など見所に事欠かない。玉ねぎやタコなどの名物料理もとして楽しめる。
神戸で異国情緒を味わえる代表的な観光スポット「北野異人館街」。1867(明治元)年の神戸港開港に伴い、外国人住宅地として誕生した街で、現在では北野町周辺に30数棟を残すのみ。それでも20余の異人館を見学できる。代表的な「風見鶏の舘」や「うろこの家」以外にも古い洋館を利用したカフェなどもある。
港町として古くから栄えた神戸には、この地ならではのグルメが数多くある。日本で初めてバームクーヘンが売られたのも神戸の「ユーハイム本店」で、今ではバームクーヘンの専門店までできている。日本三大中華街の一つ神戸・南京町では小龍包や豚まんの有名店が並ぶ。そして、日本が世界に誇るブランド牛の一つ、神戸牛がある。
関西では冬になると「城崎温泉で温まり松葉ガニを食べる」ことが習わしになっている。ミシュラン・グリーンガイドにも登場する城崎温泉は7つの外湯巡りができる温泉情緒たっぷりの温泉街で、歴史ある街並みに、夕暮れになると浴衣姿の観光客が下駄の音を響かせている。この情景に浸るだけでも行く価値がある。
六甲山系は阪神地区を代表する山で、六甲山牧場や高山植物園など多くの観光スポットが点在している。夜景の名所としても有名で、多くの展望台が設置されており、中でも摩耶山の掬星台からみえる夜景は日本三大夜景の一つとして知られている。神戸市街地とはケーブルカーで結ばれていて気軽に行ける。
メリケンパーク・ハーバーランドを中心とする神戸のウォーターフロント。神戸のランドマーク神戸ポートタワーをはじめ様々な商業施設が立ち並ぶ。ショッピングや海上クルーズなど港町神戸を十分に味わえる。夜はライトアップが美しいナイトスポットになる。
東経135度線上に位置し、日本標準時の町と呼ばれている明石。その135度線上に建てられた「明石市立天文科学館」は日本で最も古いプラネタリウム投影機があり、明石市のシンボル、人気スポットになっている。目の前の明石海峡から上がる「明石鯛」や「明石蛸」の知名度は高く、魚の棚商店街では名物の「明石焼き」が食べられる。
「天空の城」としてSNSから火が付き、一躍有名になった「竹田城」。雲海に浮かぶ姿は、秋から冬の限られた気象条件の時にしか見られないが、それでも多くの人が訪れている。現存する石垣の姿は見ごたえがあり、「日本のマチュピチュ」といわれ、日本百名城にも選ばれている。