温泉湧出量、源泉数ともに日本一を誇る別府温泉。市内には別府をはじめ、鉄輪、明礬、観海寺、浜脇、柴石、亀川、堀田の8つの温泉地があり「別府八湯」と呼ばれている。いずれも名湯揃いで、絶景の露天風呂や砂湯、蒸し風呂など多彩な泉質やロケーションを楽しむことができる。
「離れの宿」「朝霧の街」としても有名な湯布院。今では観光地でおなじみの「辻馬車」や「映画祭」もいち早く取り入れ、常に全国の「温泉街」をリード、平成に入り女性に人気の温泉として「湯布院ブーム」を呼び起こした。駅前から金鱗湖に続く「湯の坪街道」は今も多くの観光客で賑わっている。
ブランド魚の元祖「関サバ・関アジ」。瀬戸内海と太平洋の波がぶつかり合う豊後水道の荒波で育った、アマジとマサバ。一本釣りで活け締めされた魚は鮮度が高く身も美しく、ともに刺身で食べるのが一番美味い。関サバは10月~3月、関アジは3月~10月が旬となる。
大分県を代表する景勝地「耶馬溪」、秋の紅葉シーズンには全国から多くの観光客が訪れる。中でも八つの奇岩を一目で望めることから、その名が付いた「一目八景」は日本を代表する紅葉の絶景スポットになっている。このエリアには「青の洞門」や「羅漢寺」などの観光名所も揃っている。
別府観光の定番「別府地獄めぐり」、鉄輪温泉郷に6つと亀川温泉郷に2つの合計8つの「地獄(自然湧出の源泉)」がある。コバルトブルーの「海地獄」や真っ赤な「血の池地獄」など、国の名勝にも指定されているものもある。景観もさることながら、温泉噴気のかまどで蒸して調理する「地獄蒸し」といったグルメも楽しめ。
シャッター街となっていた商店街に、昭和30年代以前の建物が数多く残っていたことを逆手に取り、町おこしとして取り組んだ「昭和の町」、今では年間数十万人もの観光客が訪れる人気観光スポットに。復活した懐かしい商店街にはボンネットバスが走り、約40の店舗が「昭和の店」として観光客をもてなしている。
世界屈指の炭酸泉で有名な「長湯温泉」。湯船に漬かると気泡がつくほどの高濃度炭酸泉は、効能も高く多くの文人墨客に愛されてきた。川原にある混浴露天風呂「ガニ湯」や、ドイツ風の建築が特徴的な「御前湯」、炭酸の気泡がはっきり見える湯で有名な「ラムネ温泉」など、バラエティ豊かな風呂がそろっている。
鶏肉消費量が日本一と言われる大分県。中津市は「からあげの聖地」と呼ばれ40店舗以上の唐揚げ専門店があり、遠方から唐揚げ目当てに訪れる人もいる。1969年創業の老舗唐揚げ店「村上からあげ」や県外にも進出する「元祖中津からあげ もり山」など、それぞれの店舗でこだわりの味付け・調理法がありる。
1200頭ほどの野生のニホンザルが生息する高崎山自然動物園。高崎山ではサルが自然の状態で過ごしているので、オリもなく観光客のすぐそばまでやってくる。見どころはサルの餌付けタイム、サルの大群が群がってエサを食べる光景は圧巻。英国王妃と同じ名前で話題になったシャーロットちゃんも、すっかり人気者になっている。
「天空の散歩道」として有名な九重夢大吊橋、歩道専用としては日本一の高さを誇る。目の前には日本の滝百選にも選ばれた「震動の滝・雄滝」や「雌滝」を望むことができる。秋には周辺の山々が赤や黄色に色づき、美しい紅葉が360度広がる文句なしの絶景が楽しめる。