日本人なら一度は訪れたことがあり、また訪れるべき古都・京都。日本が世界に誇る観光地の魅力はやはり世界遺産にも認定された寺社仏閣にある。四季の自然とともにあるこれらの名刹だが、中でも秋の紅葉の時期は格別の美しさをみせる。「世界の絶景」の中でも必ず上位に入る「京都の紅葉」、一生に一度は見るべき価値がある。
八坂神社の門前町として開け、花街を中心に飲食店が集まった京都随一の繁華街。歌舞伎の南座もあり観光名所がギッシリと詰まったエリアとなっている。中でも「祇園白川」や「花見小路」は料亭や京町家が建ち並びもっとも京都らしさを味わえる場所で舞妓さんの姿を見かけることも多い。
日本料理の原点となる京懐石料理。三ツ星から一つ星まで値段もまちまちだが、事前に料金を確認し、予約をして行けばそれほど構えることなく気軽に楽しめる。せっかくなら、カウンターで料理人の腕前を見ながら料理の中身を教えてもらい、いただくのがおススメだ。誰しもきっと日本料理の奥深さに触れることができる。
かつては貴族の別荘地であった「嵐山」、京都屈指の景勝地として四季を通して多くの観光客で賑わている。そのシンボルとなっているのが「渡月橋」だ。橋の北側が竹林で有名な嵯峨野エリア、南側が嵐山エリアとなる。共に世界遺産の名刹や京料理の名店が集まっており、特に桜の春、紅葉の秋は渡月橋を渡るのにも苦労するほど人が訪れる。
川床は、蒸し暑い京の夏を涼しく過ごすために、川沿いの料理店が設ける店外席のこと。川床を出すエリアは主に鴨川沿いと、京の奥座敷・貴船を流れる貴船川沿い。特に貴船川の川床は座敷が川の真上に設けられるので、鴨川よりもさらに涼しげな雰囲気が味わえる。料理も本格的な懐石料理を楽しめる。
保津川観光の定番「嵯峨野トロッコ」と「保津川下り」。嵯峨野と亀山間の渓谷沿いを片やトロッコ列車で片道25分、車窓から桜、新緑、紅葉と四季折々の渓谷美を堪能できる。「保津川下り」の出発点は亀山で嵐山までの約16Kmを頭が操る船で約2時間かけて下る。巨岩奇岩の間を水しぶきを上げて進む様はスリル満点。
春の葵祭、夏の祇園祭、そして秋の時代祭を「京都三大祭」と呼ぶ。 中でも「祇園祭」は日本三大祭りの一つとして全国的にも有名で京都の夏の風物詩として1000年以上の歴史を誇る。祭りは7月1日から1ヶ月に及ぶが、中でも「宵山」と「山鉾巡行」がそのハイライトで多くの観光客が訪れる。
京都の台所とも呼ばれる「錦市場」。魚や京野菜といった生鮮食材のほか、「おばんざい(京言葉で惣菜)」などの加工食品を商う老舗・専門店が集まり、京都独特の食材は、ほぼここで揃う。売り場の奥がそのまま食堂になっている店も多く、名物を食べ歩きできることから観光客や修学旅行生なども訪れる観光名所になっている。
独特の景観から国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「伊根の舟屋」。1階部分が船のガレージになっている舟屋は約230軒、舟屋群の全体を見るには「道の駅 舟屋の里 伊根」がおススメ。「股のぞき」で有名な日本三景「天の橋立」も近く、ともに日本海の絶景が期待できる。
京都府南丹市の北部にある美山町は、約250軒もの茅葺き民家が残る「かやぶきの里」として知られている。町内には茅葺き民家を利用した美術館や民宿などもあるが、ほとんどの茅葺き民家は今もそのまま生活の場となっており、日本の原風景を求め多くの観光客やカメラマンが訪れている。