面積  362.86 km²
総人口 9,297人(推計人口、2017年5月1日)
三重県多気郡にある町。町全域が国際連合教育科学文化機関の生物圏保護区(ユネスコエコパーク)「大台ケ原・大峯山・大杉谷」の一部として登録されている。
伊勢茶(大台茶)栽培地のひとつ。江戸時代以来高品質で知られ、1975年(昭和50年)には「皇室献上茶」に指定された。宮川流域は河岸段丘が発達し水はけのよい段丘面や丘陵地が広がり、肥沃な黒ボク土に恵まれ、霧・靄(もや)の発生する山間地であることが茶栽培の利点となっている。特に栃原地区で栽培が盛んである。
山間部であるため山菜が多く採れ、1972年(昭和47年)に過疎地域農村パイロット事業として加工場を建設して生産振興を図っている。生産量の8割が山ブキで、ワラビ・ゼンマイ・タケノコ・イタドリなども産し、三重県内を中心に京阪神にも出荷される。