富山県の立山駅と長野県の扇沢駅を結ぶ北アルプスを貫く世界有数の山岳観光ルート。交通手段も徒歩のほかケーブルカー、バス、トロリーバス、ロープウェイなど、地形によって様々。「黒部ダム」や「みくりが池」雪解けの時期に見られる「雪の大谷」など四季折々の絶景が楽しめる。
日本海側に分布する約800種類の魚介類のうち、約500種類が生息す
るという神秘の海、天然の生簀ともよばれる富山湾。中でも「寒ブリ」や「ホタルイカ」、富山湾に春の訪れを告げる「白エビ」などは全国的にも知られる富山のブランド品であり、四季を通して新鮮な魚介類が獲れる。
富山県が誇る観光名所、世界遺産「五箇山合掌造り集落」。「相倉」「菅沼」の2つの集落からなり、岐阜県の白川郷とは対照的に、五箇山の合掌造りは自然の中にひっそりと佇み日本の原風景を今に残している。宿泊体験もでき、名物の五箇山豆腐や栃餅を味わえる。
富山の県花チューリップ、大正7年に富山県で初めてチューリップが育
てられたのが、散居村広がる砺波市でした。今では市の特産物となるまでに発展、「砺波チューリップ公園」には、およそ700品種ものチューリップ2500万本が植えられ、多くの観光客の目を楽しませている。
日本一急峻な黒部峡谷を縫うように走る「黒部峡谷トロッコ電車」。
春から秋にかけての限定運行で、新緑や紅葉など様々な景色を楽しむ
ことができる。始発駅には県内最大の「宇奈月温泉」があり、途中の駅には、「黒薙温泉」や「鐘釣温泉」などの温泉が数多く点在している。
富山県最大のお祭り「おわら風の盆」は越中八尾エリアを舞台に300
年以上も続く伝統行事である。毎年9月1日から3日までの3日間、しっとりとした幻想的な踊りと唄が街角でくりひろげられ、約25万人以上の見物客・観光客が訪れる。
富山湾越しに見る3,000m級の立山連峰の眺めは、富山県が誇る絶景の一つである。万葉の歌人大伴家持は、この雨晴の風景をこよなく愛し多くの歌を残した。雨晴海岸から氷見市の松田江の長浜までは「白砂青松百選」・「日本の渚百選」にも選ばれており、一度は訪れてみたい場所である。
庄川の河畔にあり、交通手段は小牧ダムからの遊覧船のみという秘湯中の秘湯。清流を進む遊覧船からの眺めも美しく、峡谷の岸壁に佇む宿からは、四季折々の峡谷美を一望できる。とくに冬の雪景色は見事で絶景の雪見露天が楽しめる。
黒部峡谷の玄関口にあり、富山県随一の規模を誇る温泉郷。日本一の透明度ともいわれ、黒部川の清流を思わせる無色透明の湯は、肌にやさしい弱アルカリ性単純泉。黒部川沿いに建ち並ぶ旅館やホテルからは、峡谷の山々を望むことができ、山峡にありながら日本海が近く、新鮮な海の幸を味わうこともできる。
富山のお土産といえば「ます寿し」、今では駅弁としても全国にその名が知られている。ます寿しは店舗によって鱒の厚みや、酢飯の具合が全く異なり、富山県民の間では、それぞれご贔屓のお店があるそうで、食べ比べてみるのも一興である。