鹿児島のシンボル「桜島」、島へは24時間年中無休で運行するフェリーに乗船して約15分で渡れる。島内にはこれまでの噴火でできた奇岩景勝や今も立ち上る噴煙を眺める展望台が数か所設けられている。また、温泉もあり、日帰り入浴の露天風呂もある。市内の「城山展望台」からは絶景の桜島が見られる。
世界文化遺産の仲間入りを果たした「明治日本の産業革命遺産」、その一つが鹿児島の観光名所でもある「仙巌園」。島津家の別邸で、東京ドームとほぼ同じ広さを誇る広大な庭園は、桜島を築山に、錦江湾を池に見立てた借景庭園で、目の前に広がる雄大な桜島の姿は息をのむ美しさである。
鹿児島観光の定番体験スポットが指宿名物「砂むし温泉」。海岸に湧く温泉を利用して温かい砂の中に体を埋めて入浴する、いわば蒸し風呂のこと。おすすめは日帰りで気軽に楽しむことができる「砂蒸し会館 砂楽」錦江湾と大隅半島を見渡せる波打ち際で埋まる砂蒸し温泉は解放感たっぷり。
1993年日本で初めて世界自然遺産に認定された「屋久島」、その象徴が樹齢4000年を誇る「縄文杉」だ。杉までは距離にして20km余り、高低差710mのトレッキングルートになるが、しっかりと整備されていて、健康な成人なら誰でも「縄文杉」を仰ぐことができる。『もののけ姫』の舞台のモデルとなった白谷雲水峡も人気がある。
全国にもその名が知られる「かごしま黒豚」。サツマイモを含んだ飼料を食べさせることにより肉質は「やわらかく,歯切れがよく,うまみがある」と言われている。「しゃぶしゃぶ」や「とんかつ」、「せいろ蒸し」などの名店が市内に店を構えている。
「霧島温泉郷」は霧島連山韓国岳の西南に点在する大小9つの温泉の総称で、さまざまな泉質の温泉がある。中でも人気なのが炭酸泉と硫黄泉を一度に味わえる湯之谷温泉「霧島湯之谷山荘」、立ち寄りでも利用OKの貸切露天風呂がある丸尾温泉「旅行人山荘」、湯量豊富な硫黄谷温泉「霧島ホテル」などがある。
元は琉球揚げかまぼこが由来ともいわれる「さつま揚げ」さらに、鹿児島近海で獲れる新鮮な「キビナゴ」、地元の名物で鹿児島観光には欠かせない逸品。そして、これらの名物料理に合うのがやはり消費量も生産量も日本一の「芋焼酎」、有名ブランドのものは、もはや入手も困難になっている。
鹿児島の観光名所として知られる「霧島神宮」。天孫降臨伝説が残る地であり、パワースポットとしても多くの方が訪れている。国歌にも出てくる「さざれ石」や「烏帽子を被った神様の姿に見える小枝」のある御神木など不思議なスポットが数々ある。坂本竜馬が新婚旅行で訪れたことでも有名。
知覧町は日本有数の緑茶生産地で美しい垣根を有する「知覧武家屋敷群」が有名な観光スポットになっている。武家屋敷群には、国の名勝に指定された庭園が7つもあり、素晴らしい景観を保っている。また、また特攻隊の基地があったことでも知られていて、「知覧特攻平和会館」には、遺品や関係資料などが数多く展示されている。
元々は湯治場で自炊の宿が天降川沿いに集まってできた温泉であったが、近年は名旅館が注目を集めている。その筆頭が「忘れの里 雅叙園」、古民家移築の客室露天風呂を40年前に始めた元祖の宿で姉妹館の超ハイクラス宿「天空の森」も話題を呼んだ。川沿いの露天風呂を持つ和モダンの宿「妙見 石原荘」も人気がある。